新潟県立江南高等特別支援学校は、知的障害のある高校生が通う特別支援学校です。

卒業後、企業や福祉事業所で、自分の特性に合わせて働きながら、必要に応じて周囲のサポートを利用して、自分が望む生活を実現させていくことを目指しています。

「基礎・基本」「繰り返し」「できる喜び・達成感」をキーワードにして、「職業生活」「家庭生活」「地域生活」「体育」「選択美術・音楽」の学習に取り組んでいます。その中で自己選択・自己決定の姿勢を身に付け、自分の力で生活するという意識を高めていくことを大切にしています。
　「職業生活」は、卒業後の「働く生活」を意識できるよう、「朝の運動」30分、「職業演習（職業教養を含む）」115分で構成しています。「職業演習」は、「紙加工」「手芸」「リサイクル」の３つの演習班を設定し、３年間を５期に分けて活動します。１〜３期は演習班の所属を期ごとに変更し、様々な作業を経験します。４期と５期はそれぞれ所属を１つに固定して、慣れた環境でじっくりと作業に取り組むことで、個々の個性の伸長や課題の克服、就労意欲や作業力の一層の向上を目指します。また、想定される卒業後の進路先での活動を踏まえて、取り組める作業種の幅が広がるよう、トピック単元的に「清掃」の演習を取り入れ、必修としています。
　「家庭生活」は、「衣生活」「食生活」「住生活」「身だしなみ」「健康管理」「防災」など身近な生活に関わることをテーマに、実践的な学習を行っています。「地域生活」では、地域社会での生活をイメージしながら近隣の施設や公共交通機関の利用、人との関わりなどに関する体験的な学習を行っています。加えてそれらの活動と関連付けながら「ことば・漢字」「かず・お金」「進路」の基礎基本的な学習も曜日を決めて行っています。いずれも繰り返し活動することを重視して、自立した生活に必要な力の習得と定着を図っています。
　また、「体育」「選択音楽・美術」では、卒業後の余暇的な活動につながるよう、経験の拡大と興味関心を増やすことをねらいとして活動しています。

職業自立Ｂ類型（４組）校時表

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